2020年1月12日、タイで日本はシリアと グループリーグ 第2戦を行った。 初戦で日本はサウジアラビアと対戦し1‐2で敗れた。対するシリアは 初戦、カタールと 対戦し 2対2の引き分けだった。初戦を落としている日本は何としてでも勝たなければいけない状況。
後半終了間際の失点で敗れる
試合はすぐに動く。ディフェンダーの町田浩樹(鹿島アントラーズ)がペナルティエリアの中で相手選手にファールをしてしまう。VAR により、PK の判定でイエローカードももらってしまい、失点。
しかし負けられない日本もすぐに 反撃をする。
左ウイングバックの 相馬勇紀(名古屋グランパス)が値千金の同点ゴール 。これで士気が高まった。
ボールを割合、持っていた日本だったが最後のところで決められない場面が目立った。そうした中、後半終了間際、相手に一瞬の隙を突かれ、カウンターを食らい失点をしてしまった。
結局試合はそのまま1‐2で敗れてU23日本代表は 初めて予選グループリーグ敗退となってしまった。
斉藤未月(湘南ベルマーレ)のボール回収力が秀逸だった
試合の中での数少ない光明としては ボランチの斉藤未月だろう。 彼のボール奪取能力は見ていて光るものでとても素晴らしかった。運動量もある。今後、彼のステップアップは期待できるのではないか。ボランチは田中碧を田中駿汰、さらにオーバーエイジの枠もあるので 激戦区ではあるが斉藤未月も候補の一人に躍り出たようだ。
相馬勇紀の上下動や仕掛ける姿勢は良かった
他には相馬勇紀の衰えることのない、上下に動く運動量と積極的に仕掛ける姿勢は非常に良かった。ウィングバックの枠も数少ない。非常に激戦区であるがジョーカーとして相馬勇紀が現在のところ一歩抜きん出ているのではないだろうか
上田綺世が不発
鹿島アントラーズの 田綺世は肝心なところで決めきれず、不満が残った内容だった。彼のポテンシャルは計り知れないものがあるが、正直今回のアジア選手権を見てもオリンピックは少々難しくなったのではないかと思える。当然今シーズンの Jリーグで素晴らしい活躍をするなら候補にはあがってくるだろうが、オーバーエイジで大迫などの招集も検討に入れられてくるのでどうなるかは未知数だ。
2連敗でGL敗退が決定(五輪開催国じゃなかったら、五輪に出られず…)
正直大会がこんなにも早く終わるものとは思わなかった。タイ開催の今大会はも夏の東京を想定して いて6試合フルで戦うことを前提とすればいいシュミレーションになったはずだ。アジアで勝つことができなければ世界でメダルを取ることは難しい。非常にショッキングな結果内容であった。
戦える選手の見極めを
今回の戦いで使える選手使えない選手の見極めが少しできたのではないかと考える。候補はたくさんいるが今後は海外組と の 組み合わせなども考えて選手を絞っていくものだと思う。
森保監督の解任論も
正直、森保監督は大きな失態を犯した。戦術に関しても何がしたいのか正直わからない。交代カードも切るのが遅い。メディアは解任論をすでにあげている。今後については協会と話しあうとされているが、正直本番に関しては不安が残る大会だった。どちらにしても日本代表は東京五輪でメダルをとることを願わんばかりだ。