トラログ

30代サラリーマンの日記。会社員の悲哀を綴ります。現在はHIITやマインドフルネス瞑想に取り組んでいます。

婚活回顧録#4 周りが見えなくなる

前回までのあらすじ

 

whitetailer.hatenablog.jp

 

 

スマホにて1回目の結果を確認した。

 

 

 

… …

 

… … …

 

お互いyes回答❗️仮交際成立だった。

 

交際とはいうものの、単にお互いの連絡先が渡されて、連絡が取れるようになりデートなどの約束ができることになったということだ。婚活を抜きにして考えるならば単に気になっている異性の連絡先が分かって、食事に誘える権利を得た程度のステージに当たる。

 

こうしてあかりさんと仮交際となり、まさに 就活で言う 一次面接を取ったような喜びをかみしめた。

 

少し自信にも似たような感覚を持ちながら 二人目の 顔合わせが始まる。

 

待ち合わせ場所はホテルの前。

2回目とは言うものの見知らぬ異性と会うというのはとても緊張する。

 

時間を何度も確認して そろそろ待ち合わせ時刻になった頃だ。

それらしい女性は周りには見えない。もしかしてドタキャンされたのだろうかそんなことを思い始めた。

 

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その時少し高い声で

 

「すみませんヒロシさんですか?」

 

どこからともなく、声が聞こえてきたと思えば、とても小柄な可愛らしい女性が視界に入った。

 

「こんにちはヒロシです。美波さんですか?」

定型文的なやり取りを交わして挨拶をした。

 

ホテルへのでの待ち合わせということでホテルラウンジを利用した顔合わせとなった。婚活して感じていることとしては、とてもじゃないが高いということだ。奢るというのはまあ男子の嗜みとしては至極当然なんだろうが、コーヒー2杯に1000円以上をかけるのは結構20代の男としてはしんどいものがある。(結婚してからは外食も中々できません笑)

しかもホテルのラウンジっていうのは総じてコーヒー一杯が1000円近い。それを2杯分ということは2000円。家で飲むコーヒーと比べて対して味が違わないのに。

むしろ緊張して味がしないのに、こんなにも高いというのは何なんだろう…。

 

そんなことを少し考えながらも、なんとか席へエスコートし顔合わせ開始。

 

写真で見るのと実際に会うのは印象が違う。とは言うものの、とても小柄で色白で割と 自分のタイプ の女性だった 。少し緊張しながらもお互いの自己紹介や仕事の事、趣味などを一回目のお見合いで学んだことを参考にしながらやりとりを行った。

好みの容姿だということで自分も少し前のめりになっていたような気がする。

 

あかりさんに続けて本命である美波さんも仮交際にこぎつけたいそんな思いで必死に喋った。

 

美波さんも一生懸命喋ってくれてまんざらでもないような手応えをつかんだ。

1時間近く喋った頃にそろそろ時間かなと思い 、 ホテルのラウンジを出た。

少し緊張しながらもお別れし帰宅の途についた。

 

これは2連勝ではないのか。

そんな期待を抱かせながら、周りが見えてない自分を自覚しつつ、テストを終えた中学生のような疲労感と達成感を合わせたような状態で家に帰り、ベッドに寝そべった。

 

<続く>