お疲れ様です。
瞑想を習慣にして3年ほどになろうとしています。いい区切りですので、本日は、自らに課した習慣、「瞑想」を続けた感想や効果をまとめたいと思います。
そもそもマインドフルネスとは?
瞑想を始めたきっかけ
実際に瞑想を始めてみると
瞑想で感じた効果
瞑想のやり方について
最後に
そもそもマインドフルネスとは?
マインドフルネスとは自らの精神状態に深く意識を向けることを意味します。そのためには一般的に瞑想を行うことが推奨されていて、“マインドフルネス瞑想”とも呼ばれています。瞑想と言えば、「修行僧が無の境地になる修行」のようなことを思い浮かべるかもしれませんが、現在では科学的にもマインドフルネス瞑想の効果が示されていて、集中力を高めたり、ストレスの軽減効果があることがわかっています。
瞑想を始めたきっかけ
未だ、スピリチュアル的だったり、オカルト的なイメージがある瞑想。個人的にも興味はありましたが、イメージとして、何だか「難しそう」、「効果がなければ時間がもったいない」などの先入観が先行してしまって、見て見ぬふりをしていました。
ブログを始めたのも、何だか日々の生活や仕事において、常に生きづらさや閉塞感を感じていたので、何か良い習慣を導入することで、この訳のわからない感覚を払拭できないかと思ったのが理由でした。筋トレや運動を始めてはいましたが、まだ、明確な効果を実感していない時期でした。上記のような感覚は物心ついたときから感じていたもので、これが自分の性格の一部だと信じていました。
私はうつ病や発達障害ではないので、不自由なく仕事や生活を送れてはいるものの、学生時代から、「明日、〇〇になったらどうしよう」、「プレゼンしっかり発表できるだろうか?」など漠然とした不安に晒されて過ごすようになっていました。もちろん緊張すること自体は誰にでもあることですが、必要以上に不安を抱き、目の前のことに100%集中できない日々を過ごしていました。
そういうこともあり、長年の生きづらさに対して自分は「性格を変える」とか「コミュニケーション力向上」などのジャンルの自己啓発本を買って、読むなどしていました。中に書いている内容はとても共感もできるし、納得いくものでした。ただ、「よし!実践しよう!」と試みますが、どれもこれも継続することができませんでした。色々な理由がありますが、一番は効果を実感できなかったことが原因です。(ただ、自己啓発本を否定しているわけではなく、むしろ今でも本のジャンルの中では好きな方です。)よく本の中に、著者の自己啓発セミナーの案内などの紹介が入っていますが、どれも高額ですし、場所も大都市でしか行われないので受講することは躊躇われました。最も受講して変われた人も大勢いるとは思いますけど。
そんなんで、前置きは長くなりましたが、自分の好きなブログ眺めていると、瞑想を実践している方が多かったということもあり、軽い気持ちでやってみることにしました。ネットなどでもやり方は載っていますが、書店へ行き、一番読みやすそうな「マインドフルネス瞑想入門」を購入して、さっそく、瞑想を始めました。
実際に瞑想を始めてみると
瞑想ってやったことのない人にとっては難しいそうなイメージがありますが、方法については意外と簡単です。詳細については後述しますが、あぐらをかいて座り、背筋を伸ばして、目を軽く閉じて、何もしないようにするだけです。ただ、何も考えないようにするのが、意外と大変。大変というか、目をつぶって座っているだけでも自然と考え事や想いを浮かんできました。普段、何気なく生活していますが、こんなにも自分って物事を考えているんだなという感想でしたね。
最初は10分、それぞれ朝と寝る前の夜に始めましたが、この10分が以上に長い。心の中では「まだかな?まだかな?」という具合で、何もしないこともけっこう大変なんだなと感じました。終わったらスッキリというよりかはやっと終わったというのが本音でした。
しかし、いざ、日常生活に戻ると、不思議と心が軽くなった感覚、目の前の仕事に集中できていました。「何かいつもと違うな!」。手ごたえのようなものを感じました。
瞑想で感じた効果
どんなに眠い朝でも、疲れた夜でも15分程度必ず瞑想を行いました。始めてから一か月の主な効果などを挙げていくとこんな感じです。
- 意味のない不安や周りの目線をあまり気にしなくなった
- 集中力が上がり、仕事の効率や判断力が向上した
- 午後からの睡魔が消えた
- 思考のクセが消え、気持ちが前向きになった
- 周囲の態度が変わった
瞑想を始めたことで明らかに変わったと思います。その中でも特に実感しているのが人間関係に関する部分です。人前で発言するのに恐怖のようなものを感じたり、起こってもいないことや先のことに対する漠然とした不安や焦燥感が常にありました。自分で書いていても暗いヤツだなと思いますが。でも、瞑想を始めたことで明らかにそういったネガティブな思考は薄れていきました。吉田昌生さんの本の中でも似たようなことが書かれていましたが、
瞑想を始める前の頭の中はこんな感じでした。
自分の性格は~です。って他人や自分は評価します。気が弱いヤツ、自信のないヤツ…。でも、それは自分自身ではなく、自分にまとわりついている感情だと理解できました。この図が”脳がバグっている”状態です。本当の自分は気が弱くもなく、自信がないわけでもないんですよね。ストレス社会、人間関係の中で、どうしても”脳がバグってしまう”状態に大なり小なりなっていきます。
そして、瞑想を続けた結果、こんな感じになりました。
まとわりついていた思考のクセ、感情が離れることで心がニュートラルな状態になりました。起こったことに素直に反応できる状態とでも言いましょうか。
ただ、瞑想したからといって仕事の量やトラブルが減るわけでもないですし、急にモテるようになるわけでもないです。でも、脳と心が本来のポテンシャルに近くなることで起こった出来事に対して上手に向き合えるようになってきたと思います。
その他、昼食後の眠気がなくなったり、集中力が向上するなどの効果も実感できました。瞑想を続けることで自分の脳に何らかの影響を与えていることは間違いないと言えるでしょう。
瞑想のやり方について
方法については様々ありますが、自分が行っているやり方についてご紹介します。
◎場所
場所はいつも布団の上で行っています。姿勢が安定できるならどこでも良いと思います。いつか、朝にランニング後、朝日を浴びながら澄んだ空気を吸いながら瞑想したいです(笑)気持ちよさそう(^^♪
◎服
リラックスできるなら何でも良いと思います。部屋着やジャージなどでやってます。
◎姿勢
あぐらをかいて、背筋を伸ばして、目を軽く閉じる。手は手のひらを上にして膝小僧に置いています。肩や首は脱力します。
◎呼吸
基本は鼻で吸い、鼻で吐きます。日によって呼吸に合わせて数を数えたり、吸うときには「オーナーム」吐くときには「スバーハー」と心の中で唱えたりもします。でも、何もしない方が自分と向き合える感じがして個人的には一番良いです。
◎音楽
基本聞きませんが、吉田昌生さんの本の付属のCDを最近、スマホに同期できたので、昌生先生に誘導してもらいながらやっております。非常に心地よいです(笑)
◎時間
朝の15分、夜の寝る前に15分、職場のトイレで1~3分。
夜は自由にいろいろな方法を実験していますが、朝はシンプルに何も唱えずやります。朝の瞑想はその日のコンディションにもろ影響してきます。あと時間があれば、喫煙している人がタバコを吸いに行く感じで、トイレに瞑想しにいっています。
詳しいことは吉田昌生さんの本を読めばやり方は載っています。個人的には超オススメです!!
あとこの記事も参考にさせてもらってます。
最後に
いまや現代人が一日に触れる情報量は、平安時代の一生分、江戸時代の一年分とまで言われています。それだけインターネットがある社会では何もしなくても情報が頭の中に入り、食事中もニュースが頭に入ってくるし、歯を磨いていてもテレビの情報に触れることができます。目の前のことに集中することが難しくなっている時代。それが現代です。
朝、電車の中でスマホをいじりながら音楽を聴くサラリーマン。よく見る光景です。おそらく頭の中では出勤してからの仕事のことでも考えているのしょう。現代では、一度に複数の行動ができるようになりました。とても便利になりました。こうしてブログを書いている私も音楽を聴いて、文章を考えています。ただ一度に色々なことに思いを巡らせてしまうと、たちまち思考の連鎖が続いていきます。不安や怒り、恐怖などはしつこく思考を支配していきます。
「脳がバグりやすくなった」現代。マインドフルネス瞑想で脳をリセットする時間を少しだけ作ってやるのも良いのかもしれません。
長くなりましたが、皆さんもぜひ、瞑想を習慣に取り入れてみてください♪
No 瞑想 No Life ♪